多くの場合、インターネットや携帯電話を使用する際は、Wi-Fiルーターを使用します。本記事を読まれている方の中にも、Wi-Fiルーターを使用している方は多いのではないでしょうか。なお、Wi-Fiルーターにはゲームに特化しているルーターが存在します。そこで本記事では、ゲームに特化した機能を搭載しているゲーミングルーターについて解説します。
ゲーミングルーターについて

結論から申し上げると、ゲーミングルーターとはオンラインゲームを快適に行うためのWi-Fiルーターのことです。通常のWi-Fiルーターよりも高性能を搭載しており、遅延やラグなどはほとんど起こらないといった特徴があります。そのため、携帯電話やパソコンを安定して使用しつつ、オンラインゲームを快適に行えると言えるでしょう。
ゲーミングルーターとは?
そもそもゲーミングルーターは、搭載しているパーツが高性能といった特徴があります。
ゲーミングルーターは、処理速度が非常に速いため、高性能のプロセッサを搭載しています。そのため、通信を行う電子機器やオンラインゲームなどでは速度による問題は起きないと言っても良いでしょう。
基本的に、ゲーミングルーターは高性能が多いため、機能性に優れていると言えます。そのため、遅延を気にしたり、速度を気にしたりしている方におすすめできるルーターと言えます。
ゲーミングルーターは800Mbps以上の速度を出すことが可能であるため、オンラインゲームを行ううえでの通信速度は非常に速いです。また、ゲーミングルーターの中には2000〜4000Mbpsの速度を出すことが可能な種類も存在します。
Mbpsとは、通信速度を表す単位のことです。なお、bpsといったデータの転送速度を表す単位も存在しており、kbps、Gbpsなど、1000倍単位で上がっていきます。加えて、「Mbps」や「Gbps」といった通信速度は光回線などに多く使用されたり、携帯電話にも使用されたりします。
本記事を読まれている方の中にも、上り最大Mbpsや下りMbpsなど、携帯電話ショップで見たことあるかもしれません。大きな違いとしては、アップロードかダウンロードかといった違いになります。インターネット上にデータをアップロードする方は、「上り」になります。例えば、上りの場合はSNSや動画配信の投稿を行うことです。投稿する時間が速くなるため、上りの通信速度によって大きく速度が変わるといった特徴があります。
一方で、下りを簡潔に言うと、インターネット上で動画やアプリなどのデータを受信することです。下りの速度が速い場合は、SNSでメッセージを送信したり、アプリをダウンロードしたりする時間が非常に速いといった特徴があります。そのため、Youtubeなどの動画アプリも快適に見られると言えるでしょう。つまり、下りの速度が速い場合はストレスなくインターネットを使用できると捉えておきましょう。
基本的には、どのゲーミングルーターも800Mbpsの通信速度を搭載しているため、ストレスなく快適に使用できます。しかし、通常のWi-Fiルーターを購入する際にルーターの知識がない方の場合は、スペックが分からずに価格のみを気にして判断してしまうため、速度が遅いWi-Fiルーターを選んでしまいます。
本記事を読んでいる方で普通のWi-Fiルーターを購入しようと考えている方は、知識を十分に身につけたうえで購入しましょう。
ゲーミングルーターは、普通のWi-Fiルーターと比較してWi-Fiの接続が離れている場所でも安定しているといった特徴があります。そのため、ルーターから離れた場所でYoutube動画を見ていたり、ゲームを行っていたりしても安定しています。また、ゲーミングルーターは見た目が良い機種も存在しており、デザインもお洒落です。
ゲーミングルーターと普通のルーターとの違い
結論から申し上げると、対応規格が異なります。普通のルーターの場合は、機種別に対応している規格が違ってくるため、購入する際には自分が求める速度に応じて選ぶ必要があります。また、対応している規格も十分に把握したうえで購入するようにしましょう。
多くの場合、ゲーミングルーターに使用する無線LANは「IEEE802.11ac」になります。なお、ゲーミングルーターに使用するLANポートは「1000BASE-T」となるため、普通のルーターよりも速い速度を保てるといった特徴があります。そのため、ゲーミングルーターを購入する際は、LANケーブルを把握することが重要です。
最適なゲーミングルーターを選ぶ時に見ておくべきポイント

ここまで、ゲーミングルーターと特徴や普通のWi-Fiルーターとの違いを解説しました。ここからは、最適なゲーミングルーターを選ぶ時に見ておくべきポイントを解説します。結論として、下記のようなポイントです。
- 接続方法
- CPUの性能
- 通信規格
- 周波数帯
- デザイン
それぞれ順番に見ていきましょう。
接続方法
ゲーミングルーターを選ぶ際には、有線と無線が存在しているため、接続方法をあらかじめ確認しておきましょう。
無線接続では、設置場所に困らないといったメリットがあるうえにケーブルを使用しないといった特徴があります。加えて、場所にこだわらずWi-Fiの接続が可能です。
一方で、有線接続の場合は設置場所が限定されるものの、無線よりも通信が安定しているため、快適に通信ができるといったメリットがあります。なお、昨今では遅延をなくし通信を快適に行える無線ルーターも存在しているため、自分の使用用途や環境に合わせて選ぶようにしましょう。
CPUの性能
次に、CPUの性能もゲーミングルーターを選ぶ際に重要になります。CPUとは、PCで言う司令塔の部分になるパーツのことです。
基本的に、PCで最新ゲームを動かす場合は、映像表示だけでなく、キャラクターの位置情報や音データなど、同時にすばやく複数のデータを処理しなければいけません。
また、オンラインゲームなどの通信をメインに行っているゲームでは負荷がかかってしまうため、CPUのスペックが低いと動作に影響が出てしまいます。そのため、スペックが高いCPUであればあるほど安定して動作ができるということになります。
単位は、クロック数のGHz(ギガヘルツ)で表記されており、スペックが高いCPUはGHzの数値が大きくなり処理能力も速いと言えます。また、スペック高いゲーミングルーターを求めている方は、コアの数に着目しましょう。ハイスペックのゲーミングルーターを購入する場合は、「デュアルコア」や「クアッドコア」がおすすめです。
通信規格
ゲーミングルーターを選ぶ際には、「通信規格」も確認しておきましょう。
通信規格と聞いて分からない方も多いのではないでしょうか。通信規格とは、簡潔に言うと通信を行うための決まりごとです。通信規格にも様々な種類が存在しているため、通信速度が異なったり、周波数帯が違ったりします。なお、環境によって周波数帯が異なるため、安定できる環境に合わせて選ぶことをおすすめします。
ところで、本記事を読んでいる方の中には、オンラインゲームを行っている際に通信が切れたり遅延したりするなどの通信問題に困った方は多いのではないでしょうか。規格は通信速度に影響するため、規格の問題で遅れていた場合もあります。そのため、自分が使用している規格の確認が必要です。
Wi-Fi規格には様々なタイプがあるものの、「Wi-fi4」や「Wi-fi5」といったタイプが存在します。また、一番新しいタイプの規格は「Wi-fi6」であるため、「Wi-fi5」よりも通信速度が1.4倍速いといった特徴があります。そのため、オンラインゲームや動画視聴などが快適に行えるので、大容量データが入っているソフトもダウンロード時間が短縮されると言えるでしょう。
周波数帯
「周波数帯」の把握もゲーミングルーターを選ぶ際に把握しておきましょう。基本的に、Wi-Fiは「2.4GHz帯」と「5.0GHz帯」の2つ存在しています。なお、Hzによって回線の速度や、安定性が変わってきます。
「周波数」とは、1秒間に繰り返す波の数のことです。また、単位には「Hz(ヘルツ)」を用いて表記します。2.4GHz帯の電波の場合は、周波数が低いため、壁や障害物などにも妨害されず電波が届くといったメリットがあります。そのため、ルーターから離れた部屋でゲームする場合に効果的です。
一方で、5.0GHz帯電波の場合は壁や障害物には弱いものの、安定した高速通信ができるため、オンラインゲームを頻繁に行う方やライブ配信などを行う方にとっては最適と言えます。そのため、環境に合わせたり、使用状況に合わせたりして周波数帯を選びましょう。
デザイン
ゲーミングルーターには、シンプルなデザインのアンテナ内蔵型と特徴的なデザインのアンテナ外付け型が存在しています。アンテナ内蔵型と聞くと電波が悪いといった印象があるかもしれません。しかし、まったく逆でアンテナ内蔵型の方が性能が高いといった特徴があるため、ストレスなく通信が可能です。デザインについてもシンプルであるため、自分の好みに合わせて選びましょう。
一方で、外付け型のアンテナも存在していますが、電波の飛び方や使い方が大きく異なるわけではありません。なお、外付け型の場合は特徴的なデザインのアンテナが多いため、デザインを重視している方におすすめです。
昨今では、1人につき1台の携帯電話を所有しているため、複数の端末でアンテナを利用しています。そのため、アンテナへ同時接続を行ってしまうと、遅延する原因になります。どうしても同時接続を行わないといけない場合は、サテライトルーターを設置することによって、メインルーターへの負担を減らしましょう。
遅延が気になる方にとってゲーミングルーターはおすすめ!

オンラインゲームを行ったことのある方は、途中で通信が途絶えたり、遅延したりする方はいるのではないでしょうか。多くの場合、ゲーミングルーターはどれも通信速度が速いため、普通のWi-Fiルーターよりもゲームに支障は起こりにくいといった特徴があります。
しかし、ゲーミングルーターにもPing値といった速度に関わる数値が存在します。Ping値とは、データを送った際のレスポンスまでの長さのことです。そのため、Ping値が低い数値の場合はデータの返信までに時間が短いと捉えておきましょう。
また、無線の場合は、通信速度が改善されるため、無線での利用を検討されている方はおすすめです。多くの場合、ゲーミングルーターは「IEEE802.11ac」以上であるため、速度に関しては問題なく快適にゲームや配信などが行えるでしょう。
おすすめのゲーミングルーターを厳選して7つ紹介

ここではおすすめのゲーミングルーターを厳選して7つ紹介します。結論として、下記のゲーミングルーターです。
それぞれ順番に見ていきましょう。
Nighthawk Pro Gaming AX5400
はじめに、おすすめするゲーミングルーターは「Nighthawk Pro Gaming AX5400」です。価格は37,000円程度で購入でき、通信速度が上位クラスのゲーミングルーターになります。「Nighthawk Pro Gaming AX5400 XR1000-100JPS」は、速度が低下しにくいといった特徴があるため、同時接続した場合でも快適にゲームや動画視聴を行える無線LANルーターです。
また、ビームフォーミング技術を用いることによって、ピンポイントで電波を送信できるといった特徴があります。加えて携帯なども自動で検出する機能を搭載しているため、利便性が高いルーターと言えるでしょう。
「Nighthawk Pro Gaming AX5400 XR1000-100JPS」の機能の1つとして、端末それぞれに電波を送信しているため、遅延が発生したり速度に支障をきたしたりすることを防止する機能があります。電波を多く利用する家族や、同時接続が多い環境の方におすすめできるゲーミングルーターです。
サイズに関しては、縦200mm、厚さ64mmと普通のルーターと比較して大きいサイズになります。そのため、設置場所が限られてしまい置き場所がない方からすると少し不便になってしまいます。重量は、600gと無線LANルータの中でもやや重い重量と言えるでしょう。置き場所を確保できる方や、重さを気にしない方は購入しても良いものの、スペースの確保が難しい方は考えた方が良いかもしれません。
また、「Nighthawk Pro Gaming AX5400 XR1000-100JPS」の無線LAルーターは、4K通信にも対応しているため、動画視聴やゲームを行う場合でも映像を鮮やかに視聴できるといったメリットがあります。4K画質でゲームを行いたい方や、既に4K対応モニターを所有している方には最適と言えるでしょう。
なお、有線LANのポート数が4つあるため、普通の無線LANルーターと比較した場合は、多いといった傾向になります。そのため、有線LANのポート数が多くほしい方や、LANを多く使用する方は「Nighthawk Pro Gaming AX5400 XR1000-100JPS」を選ぶと良いでしょう。
ASUS RT-AX88U
次に、「ASUS RT-AX88U」もおすすめできるゲーミングルーターです。価格は37,000円程度で購入でき、通信速度を速く求めている方に最適なゲーミングルーターになります。「ASUS RT-AX88U」はゲーミングルーターの中でも、Wi-Fi6の規格を備えており、Wi-Fi5の規格と比較して1.4倍以上の速度の違いがあります。そのため、オンラインゲームを快適に行えたり、画像や動画などの容量が大きいデータもスムーズに送信できたりすることが可能です。
なお、「ASUS RT-AX88U」は、MU-MIMOを採用しており、複数の端末に同時にデータを送信できるといった特徴があります。そのため、速度性能も高くて通信の低下にも対応していることによって速度低下を防ぐと言えるでしょう。また、「ASUS RT-AX88U」は、端末の同時接続可能な台数は最大で21台です。
多くの場合、子供が多いご家庭だったり、同時接続を多く行う方だったりする場合は、アクセスが集中するため、回線に負荷がかかってしまいます。そのため、遅延が発生したりダウンしたりするため、接続台数が限られてしまうことが一般的です。
しかし、その点「ASUS RT-AX88U」は、最大で21台の同時接続が可能であるため、遅延が生じたり、速度による支障をきたしたりすることが無くなります。また、「ASUS RT-AX88U」の搭載しているCPUは、1.4GHzデュアルコアです。つまり、スペック自体も高性能であるため、起動速度も速いといったメリットがあります。
通信速度が最も速いルーターを求めている方や、同時接続を主に行う方は「ASUS RT-AX88U」の購入をおすすめします。
TP-Link Archer AX90
3つ目のおすすめできるゲーミングルーターは、「TP-Link Archer AX90」です。価格は30,000円程度で購入でき、2.5Gbpの有線LAN高速ポートを搭載しているゲーミングルーターになります。また、「TP-Link Archer AX90」は、Wi-Fi 6(11ax)の通信規格を備えており、アンテナを8個搭載しているワイヤレスルーターです。Wi-Fi 6(11ax)を備えているため、通信速度に遅延が生じたり、速度に支障をきたしたりすることはありません。
なお、「TP-Link Archer AX90」はアンテナを8つ搭載しており、電波が非常に強いといった特徴があります。アパートやマンションはもちろんのこと、一戸建てや二世帯住宅の場合でも、強度の強い電波を発することが可能です。部屋のどこにいても快適に通信を行えるため、一階にルーターを置いて二階で作業を行えます。
そのため、非常に利便性が高く使い勝手の良いゲーミングルーターと言えるでしょう。また、価格も30,000円程度で購入できるため、コストを安く抑えたい方にも最適と言えます。場所に固定されず快適な通信速度を利用できるため、二階で通信を使いたい方や、通信速度に優れたゲーミングルーターを求めている方は「TP-Link Archer AX90」を購入しましょう。
BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB
4つ目のおすすめできるゲーミングルーターは、「BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB」です。価格は15,000円程度で購入でき、複数デバイスの同時接続に強いゲーミングルーターになります。また、通信規格はWi-Fi 6(11ax)を備えており、Wi-Fi 5(11ac)の1.4倍の速度差があるため、通信は非常に速いといった特徴があります。
「BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB」の主な特徴は下記の通りです。
- 自動帯域切替のバンドステアリングLite機能で快適通信
- IPv6に対応
- ビームフォーミングで端末をめがけて電波送信
- MU-MIMOとWi-Fi 6の新機能OFDMAで複数同時通信
- 5GHz 4本、2.4GHz 2本のハイパワー内蔵アンテナで電波の死角なし
- 従来より2倍のチャネル幅の5GHz 160MHzに対応
これらを見ると、様々な機能を備えており、同時接続による通信にも強いうえに本体の容量も多いことが分かります。そのため、「BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB」は非常に高性能のゲーミングルーターと分かるでしょう。
同時接続を頻繁に行う方や、動画配信やライブ配信を行う方にとってもストレスなく快適に通信動作が可能です。また、Web会議を行う方にとっても遅延や通信の切断なども起きないため、使用用途に優れているといったゲーミングルーターになるでしょう。加えて、価格は15,000円程度で購入できるため、コスパが高いゲーミングルーターを求めている方や、どれを選べば良いか迷っている方は「BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB」を選びましょう。
TP-Link Archer AX20
5つ目のおすすめできるゲーミングルーターは、「TP-Link Archer AX20」です。Wi-fi6対応にも関わらず価格は7,000円程度で購入でき、コスパが高いゲーミングルーターになります。「TP-Link Archer AX20」は、クアッドコアのCPUを搭載しており、機能性にも優れていると言えるでしょう。
また、オンラインゲームなどの通信をメインに行っているゲームでは負荷がかかってしまうため、CPUのスペックが低いと動作に影響が出てしまいます。そのため、スペックが高いCPUであればあるほど安定して動作ができるといった特徴があります。
なお、長時間ルーターを使用し続けると熱がこもってしまうため、ルーターのCPUに負担がかかってしまいます。そのため、スペックが低いCPUの場合は処理が追いつかずに遅延や通信障害が起こるといったデメリットが存在します。
仮に、10GBpsのプロバイダと契約した場合であっても、CPUのスペックによって快適な通信ができないのです。その分「TP-Link Archer AX20」は、ハイスペックCPUを搭載しているため、通信による支障は限りなく出ないと言えるでしょう。しかし、「TP-Link Archer AX20」は、IPoEに対応していないため、プロバイダーの恩恵を受けられないといったデメリットも存在します。
「TP-Link Archer AX20」の最大速度は10Gbpsであるため、IPv6を利用した接続方式を行うことによって速度を上げられます。しかし、置き場所によってはホコリなどが溜まってしまい熱暴走が生じてしまうため、メッシュであることは有効です。万が一熱がこもった場合は、サーキュレーターやエアコンなどで冷やすようにしてください。
価格は7,000円程度で購入できるため、予算を抑えたい方やコスパを重視している方は「TP-Link Archer AX20」がおすすめです。
NETGEAR RAX200-100JPS
6つ目のおすすめできるゲーミングルーターは、「NETGEAR RAX200-100JPS」です。
価格は50,000円程度で購入でき、超高速通信が可能なハイスペックゲーミングルーターになります。また、「NETGEAR RAX200-100JPS」は、無線LANを自動で設定してくれる「WPS」に対応しています。
周波数帯は5GHz帯が使用できるため、他の製品と電波干渉がしにくく通信による機能性が最も高いゲーミングルーターと言えるでしょう。しかし、参入障壁が挟まったりすると電波が弱くなってしまうため、置き場所には注意しましょう。5GHz帯は高速通信が可能であるため、オンラインゲームを快適に行いつつ、画像や動画のダウンロードにも適していると言えます。
「NETGEAR RAX200-100JPS」のサイズは、横298mm、縦211mm、厚さ78mmです。そのため、普通のルーターと比較すると大きいサイズになります。そのため、設置場所が限られてしまうといったデメリットが存在します。狭い部屋に住んでいる方や、スペースの確保が難しい方は少し向いていないかもしれません。
スペース確保ができずに無理して場所の確保を行うと、かえってストレスに感じてしまうこともあるため、サイズが一回り小さいルーターなども視野に入れるようにしてみてはいかがでしょうか。
サイズが大きいと言うことは重量も比例するため、普通のルーターよりも非常に重いといったゲーミングルーターになります。重さは約1.43kgとやや圧迫感を感じるため、持ち運びや掃除の際に移動する際は、少し手間がかかると言えるでしょう。
また、「NETGEAR RAX200-100JPS」は、映像なども楽しめる4K通信に対応している無線LANルーターです。超高速通信ができ、複数デバイスを同時接続することも可能です。
加えて、ビームフォーミング技術を用いることによって、ピンポイントで電波を送信できるといった特徴があります。加えて携帯なども自動で検出する機能を搭載しているため、利便性が高いルーターと言えるでしょう。複数のデバイスの同時接続を行う方に最適です。
周波数帯は、2.4GHz帯であるものの、1200Mbpsの転送速度を備えているゲーミングルーターになるため、普通の無線LANルーターと比較した場合は、非常に速いといった特徴があります。価格は高いものの、その分ハイスペックというわけです。
なお、「NETGEAR RAX200-100JPS」は、ゲストポート機能を搭載しています。
ゲストポート機能とは、友人や親戚などが来所された際に、一時的にインターネット接続だけを許可するゲストポート機能のことです。そのため、万が一に備えて悪意のあるマルウェアの脅威を防ぐことが可能です。セキュリティ対策にも優れているため、安心して利用ができるゲーミングルーターになります。セキュリティの面でも安心したい方にもおすすめできます。
先ほども少し申し上げた通り、「NETGEAR RAX200-100JPS」の周波数帯は5GHzになるため、転送速度は4800Mbpsです。そのため、速度が非常に速いといった性能を持ちつつ、超高速通信が可能になります。大容量通信や高速通信ができるゲーミングルーターとして上位クラスになるでしょう。
アンテナの数に関しては、12個といった多くのアンテナを搭載しているため、普通の無線LANルーターよりも非常に多い数です。アンテナの数が多いということは、電波の届きづらい場所であっても、通信をキャッチしてくれるため、快適に通信を行えるといったメリットがあります。
「NETGEAR RAX200-100JPS」は、複数のデバイスで同時接続をしてもまったく支障がないため、安心して大人数で使用できると言えるでしょう。スペックも非常に高いため、これ以上のスペックを搭載しているゲーミングルーターを選んでも、あまり大きな差はないと考えられます。
なお、最大同時接続ができる数は96個になるため、ゲーミングルーターの中でも最上位クラスとなるでしょう。96個も使用する機会はあまりありませんが、「NETGEAR RAX200-100JPS」は複数のデバイスを同時に接続できることに優れていると言えるでしょう。
また、Wifi対応端末を多く持っている方が使用したい際には適しているため、購入するうえでの決断材料にもなります。「NETGEAR RAX200-100JPS」よりも同時接続が可能なゲーミングルーターは限られてくるため、端末数が多い他のルーターを選んでもあまり意味がありません。
「NETGEAR RAX200-100JPS」のセキュリティ規格は「WPA2」です。「WPA2」に対応している無線LANルーターであるため、セキュリティ対策としても完璧と言えます。主な使用場所は会社や大きなサーバーにアクセスしたい場合です。「WPA2」は通信を暗号化できるといった特徴があるため、不正アクセスを防いだり、通信を妨害したりすることが可能です。
そのため、セキュリティの面でも最上級に優れているゲーミングルーターになるため、安心して利用できるでしょう。安心して使用したい方や、セキュリティを重視する方に適しています。加えて、「NETGEAR RAX200-100JPS」はビームフォーミングにも対応しています。ビームフォーミング技術を用いることによって、ピンポイントで電波を送信が可能です。
そのため、部屋のどこにいても電波が切断しにくいため、移動しながら携帯やインターネットを使用できるといったメリットがあります。本来移動をする際は、電波の切断や通信障害が起こってしまいますが「NETGEAR RAX200-100JPS」の場合は、通信が途切れることなく使用可能です。快適な電波を求めている方や、家の中でも移動を頻繁にする方に適していると言えるでしょう。
なお、「NETGEAR RAX200-100JPS」は、回線混雑が起きにくい無線LANルーターであるため、IPv6に対応しています。そのため、インターネットを使用した際は、通信障害が起こることなく安定して利用できます。それぞれに搭載している機能が高性能であるため、「NETGEAR RAX200-100JPS」を選んでおけば間違いありません。
価格は少し高いものの、高性能でセキュリティの面でも優れているため、安心して利用したい方や高性能のゲーミングルーターを使用したい方は、「NETGEAR RAX200-100JPS」を選びましょう。
BUFFALO WSR 1166DHPL2/N
最後に、「BUFFALO WSR 1166DHPL2/N」もおすすめできるゲーミングルーターです。価格は4,000円程度で購入でき、とにかくコストを抑えたい方向けのゲーミングルーターになります。見た目はコンパクトな設計で作られており、サイズに関しては、55mm×159mm×130mmと比較的小さいといった特徴があります。そのため、設置場所を気にせず置けるため、使い勝手がいいと言えるでしょう。
また、ビームフォーミングを搭載しているため、安定した高速通信が可能です。そのため、電波を集中して飛ばすことができ、場所にとらわれずに携帯電話やオンラインゲームを行えるといったメリットがあります。
また、回線混雑が起きにくい無線LANルーターであるため、IPv6に対応しています。そのため、インターネットを使用した際は、通信障害が起こることなく安定して利用可能です。通信規格は、Wi-Fi 5(11ac)を備えており通信が非常に速いといった特徴があります。
そのため、動画データやアプリのダウンロードもスムーズに行えるため、転送速度も高いと言えます。コスパが高いゲーミングルーターになるため、価格を安く抑えたい方に最も適しています。ある程度の通信速度を求める方や、予算を抑えたい方は「BUFFALO WSR 1166DHPL2/N」を購入してみてはいかがでしょうか。
ゲーミングルーターを使う際の注意点

ここまで、おすすめできるゲーミングルーターを解説しました。ここからは、ゲーミングルーターを使う際の注意点を解説します。結論として、下記のような注意点があります。
- 接続するデバイスの規格を確認しておく
- ルーターの設置場所は注意
それぞれ順番に解説します。
接続するデバイスの規格を確認しておく
最新の通信規格「Wi-Fi6」は、ルーターのみに限らず、接続する機器も確認する必要があります。つまり、ルーター側でWi-fi6対応していてもデバイス側で対応していない場合は、利用できないからです。そのため、ゲーミングルーターを購入する際は、接続するデバイスの規格をあらかじめ確認する必要があります。
なお、Nintendo SwitchやPS4などはWi-Fi6に対応しておらず、PS5では対応しているため、購入する際は注意が必要です。そのため、それぞれのスペックを一度確認して対応かどうかを見てみましょう。
ルーターの設置場所は注意
ルーターの設置場所にも気を付けなければいけません。窓の付近に置いてしまうと、電波の届きが悪くなってしまうため、注意が必要です。また、日光が当たってしまうため、故障の原因になったり、処理速度が遅くなったりするので、直射日光が当たらない場所にルーターを置きましょう。
ルーターの置き場所は、部屋の中心に置くことによって電波が届かないといった原因が解消されます。また、床に直接置くことも避け、高いところに配置することによって電波の繋がりが確保できます。なぜなら、ルーターを床に置いてしまうと電波が床で反射することによって通信が途絶えてしまうからです。加えて、ルーターを収納庫にしまったりカバーをかけたりしてしまうと電波が途絶えてしまう原因になるため、ルーターの置き場所には注意が必要です。
記事のポイントのまとめ
本記事では、ゲーミングルーターの概要や特徴を解説しました。結論として、ゲーミングルーターを購入する方は、Wi-fi6を備えている無線LANルーターを選びましょう。また、ゲームを行う際には、その他の周辺機器も重要になります。下記の記事にて周辺機器について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゲーミングPCの周辺機器を完全解説【チェア・モニター・マウス】
基本的に、Wi-fi6を備えているゲーミングルーターは、快適な通信速度を発揮できるため、ストレスなく利用できます。また、下記の記事にて無線に焦点を当てたゲーミングルーターについて解説しています。
なお、有線に焦点を当てたゲーミングルーターについても解説しているため、本記事と併せてぜひご覧ください。
ゲーミングPC 有線(準備中)