PUBGは、プレイヤー総数が4億人を超える元祖バトルロワイヤル。シンプルで定番のFPSゲームです。
PC版、PlayStation版、XBOX版、Switch版などの複数のプラットフォームに対応していますが、やはり人気が高いのは圧倒的にPC版でしょう。
PlayStationやXboxもゲーム機としての性能は、非常に高いですが高性能のゲーミングPCには遠く及びません。
そもそも、PC版から始まったゲームですので、ゲームの操作性においてはPC版が最も優れています。また、ゲームのプレイだけではなく、Discordなど外部のチャットアプリケーションを使って友達やゲーム仲間と楽しむこともPC版のメリットです。
PS4版やXbox版でも、コミュニティをつくることができますが、手軽さや音声の品質など、どの点をとってもPC版が勝ります。
また、映像、音声、周辺機器などカスタマイズ性が非常に高いことも、PCのメリットです。自分の好きなように、望み通りの形にすることができるのです。
PUBGにおすすめなゲーミングPCを選ぶポイント

フレームレートは144fps以上がおすすめ
フレームレートとは、1秒間に何枚の画像(=フレーム)が表示されるかというレートのことです。
例えば、フレームレートが144fpsであれば1秒あたりに144枚の画像が表示されています。つまり、パラパラ漫画(画像)が1秒間に60枚表示されると60fpsで、1秒間に144枚になると144fpsになるということです。
枚数が多いほど、1枚1枚の間が狭くなるので、映像がより滑らかになるのです。
例えば、自分が60fpsで相手が144fpsだったとします。この場合は、自分のフレームが1枚表示している間に、相手には2.4枚のフレームが表示されています。つまり、相手は自分の動きを1.4フレーム分早く見ることができてしまうということです。
FPSにおいては、このフレームレートの差がゲームのプレイに大きな影響を与えるのです。
また、フレームレートが144fps以上であれば、映像が滑らかになるため、ゲーム酔いしずらくなるというメリットもあります。
ゲームの勝率やキルレシオも間違いなく、144fpsの方が高くなります。勝ちにこだわりたいというかたは、絶対に144fps以上でプレイすべきです。
ノートPCよりデスクトップPCがおすすめ
ノートパソコンは、デスクトップに比べると割高になりがちです。理由はシンプルで、ノートパソコンのサイズに対応させるには小型化されたパーツを使う必要があるからです。小型化するためには、製造コストが高くなるので、値段も上がってしまいます。
全くの同じ性能を持ったPC用パーツでも、デスクトップ用とノートパソコン用では価格が全然変わってきます。
そもそも、ゲーミングPCを持ち運びたいと考える人は少数はだと思うので、よほどの理由がない限りはデスクトップPCがいいと思います。
ノートパソコンは、サイズがコンパクトであるがゆえに、冷却するファンも薄くて小型なものに限られます。
PUBGのようなFPSを長時間プレイすると、負荷がかかるのでノートパソコンではどうしても、熱がこもりやすくなってしまいます。中には、内部温度が100℃近くなることも珍しくありません。
熱がこもっている状態は、パソコンにとって大きな負担となり、パフォーマンスの低下に繋がります。
やはり、快適にPUBGをプレイするなら、大型の冷却ファンを搭載できるデスクトップをおすすめします。
ゲーミングPCといっても、種類は非常に多く、新しいモデルも次々と出てくるので、自分にあったゲーミングPCを選ぶのも難しくなっています。
ゲーミングPCの選び方がわからないという方向けに、PUBGでは、CPU、メモリ、GPUはどのくらい必要なのかを見ていきます。
PUBGが公式に出している最低スペック、推奨されるスペックを満たし、快適にプレイできるゲーミングPCを紹介します。
PUBGをプレイするために必要なスペック

PUBGをプレイするための最低スペック
PUBGの公式サイトに載っているプレイに必要な最低スペックがこちらになります。
- CPU:Core i5-4430 / AMD FX-6300
- メモリ:8GB
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 960 2GB / AMD Radeon R7 370 2GB
- ストレージ:40 GB 利用可能
ただし、これは最低限の必要なゲームが動くための最小限、必要不可欠なスペックです。高フレームレートでプレイするのは、ほぼ無理です。
快適にプレイするためには、推奨スペック以上をおすすめします。
PUBGをプレイするための推奨スペック
PUBGを快適にプレイしたい方は、こちらのスペック以上のものを買うといいでしょう。
推奨スペックは、最低スペックに比べてCPUやメモリ、GPUが1ランク〜2ランクほど良いものになっています。このスペックなら、フレームレートを上げたとしても、問題なく動作するでしょう。
- CPU:Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1600
- メモリ:16GB
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB / AMD Radeon RX 580 4GB
- ストレージ:50 GB 利用可能
高フレームレートでプレイする時に必要なスペック
144fps以上でプレイしたい方は、こちらのスペック表を参考にしてください。
- CPU:Core i5 12400〜
- GPU:RTX3050〜
- CPU:Core i7-9700K〜
- GPU:RTX 3080〜
フレームレートが144fpsを超えてくると、ゲームを快適に動作させるためのゲーミングPCは、より性能が高いパーツを搭載する必要があります。もちろん、値段も高額になってしまいますが、プレイしたときのヌルヌル感はたまりません。
60fpsとの差は、ものすごく大きいので、素晴らしいゲーミングライフを送れること間違いなしです。
CPUやGPUなどのゲーミングPCを選ぶ上で必要な知識は以下の記事を参考にしてみてください。
PUBGにおすすめなゲーミングPCを予算や用途に合わせて紹介

Magnate MH
「Magnate MH」は、価格を抑えて、推奨スペックを満たしたゲーミングPCがほしい方におすすめのモデルです。ゲーミングPCがはじめてという人や、とにかく手軽にゲームをプレイしたい方にピッタリです。
ゲーミングPCのランクでは、ロースペック〜ミドルスペックの間です。しかし、フレームレートが60fpsであれば、画質の設定を上げてプレイすることも可能です。
ただ、ゲーミングPCの中では入門モデルなので、フレームレートを144fps以上にして、ガチでゲームをプレイしたい方にはあまりおすすめはできません。
そういう方は、144fps以上を安定的に出せるゲーミングPCを買うことをおすすめします。
GALLERIA XA7C-R36
「GALLERIA XA7C-R36」は、「144fpsで快適にゲームをプレイしたいけど、30万円、40万円まではかけたくない」という方におすすめのモデルです。
ゲーミングPCのランクでは、ミドルスペックに該当します。144fpsで安定して動作するので、最もコスパが高く、人気があります。初心者から中・上級者までのすべての方におすすめできます。
FPSは、PUBG以上に負荷がかかるゲームも多いですが、こちらのスペックならほとんどのゲームが問題なく動作すると思います。
GALLERIA ZA9C-R38
「GALLERIA ZA9C-R38」は、普通では満足できないという方、高画質、高フレームレートでゲームをプレイしたい方におすすめのモデルです。
ゲーミングPCのランクでは、ハイスペックに該当します。144fpsで画質の設定を上げても快適に動作して、240fpsでも問題なくプレイが可能な高性能ゲーミングPCです。
値段は、かなり高価になりますが、少なくても数年間は使えるのでトータルで考えると良い買い物になるかも知れません。
G-GEAR GA9A-J211/XT2
こちらの製品は、通常のゲームのプレイに加えて、ゲーム配信もやってみたいという方におすすめのモデルです。
ゲーム配信は、ゲーミングPCにさらに高負荷をかけることになるので、より高性能なゲーミングPCが必要となります。
ゲーミングPCとしては、ハイエンドの中でも高額といわれる部類になりますが、ゲーム配信や撮影した動画の編集作業にも活躍する超ハイスペックモデルです。
ゲーム配信したい方は、ゲーミングPCを妥協してはいけません。PCの性能は、視聴者数に直結する問題なので、ぜひ検討してみてください。

PUBGを144Hz〜240Hzでプレイできるゲーミングモニター

144Hzなら、BenQ ZOWIE XL2411K
「BenQ ZOWIE XL2411K」は、高コスパのディスプレイメーカーBenQのゲーミングラインナップです。中国系のメーカーですが、ディスプレイの品質はとても高く、多くのPCゲーマーに人気となっています。
「DyAcテクノロジー」という独自の技術を搭載したディスプレイで、FPSプレイ時の映像のブレを抑制することができます。
リフレッシュレートは、144hzに対応しているので、先ほど紹介したゲーミングPCの「GALLERIA XA7R-R36」などと一緒に組み合わせて使うのもおすすめです。
240Hzなら、BenQ ZOWIE XL2546K
「BenQ ZOWIE XL2546K」は、同じくBenQのゲーミングラインナップの上位機種です。
PUBGの公式大会でも採用されたディスプレイで、値段は高めになりますが、少しでも良いディスプレイを考えている方にはおすすめです。
「DyAc+テクノロジー」という上位機種限定で搭載されている独自技術です。DyAcテクノロジーをベースに、より激しいアクション時の映像のブレ削減に効果を発揮します。
リフレッシュレートは、240Hzに対応していて、先程紹介したゲーミングPCの「GALLERIA ZA9C-R38」や「G-GEAR GA9A-J211/XT2」と合わせて使うのもおすすめです。
PUBG向けゲーミングPCのよくある質問

普通のパソコンでもプレイできますか?
PUBGなどのFPSゲームは、グラフィックボードというパーツが非常に重要になります。普通のパソコンには、グラフィックボードを搭載していないものがありますが、PUBGに限らずFPSゲームをプレイすることは、ほぼ不可能といっていいでしょう。
ゲームを起動するだけなら良いかもしれませんが、それだけではゲームをプレイすることにはなりません。
結論、FPSは、グラフィックボードを搭載したゲーミングPCでプレイすることがおすすめです。
SwitchやPS4でもPUBGはプレイ可能ですか?
PUBGをプレイしたい方は、PC版以外にも選択肢があります。PUBGは、複数のゲームプラットフォームに対応しているので、PS4、Switch、XBox、スマホでもプレイすることができます。
現在は、ほとんどの方がスマホを持っていると思います。
いきなり10万円以上かけて、ゲーミングPCを買うことに抵抗があるという方はスマホアプリからはじめてみてはいかかですか。
ただ、スマホでは画面サイズに限りがあります。スマホとPCでは、同じゲームでも迫力が全く違います。FPSは、大画面で迫力ある音響でプレイすることも醍醐味です。
PUBGをもっと楽しみたいという方は、是非PC版をプレイしてみることをおすすめします。
PUBGのPC版は、クロスプレイに対応していません。つまり、PS4やXboxでやっている人とは一緒にプレイすることができません。また、PS4やXbox版は、フレームレートは60fpsしかでないので、PC版のようなヌルヌル感を是非体験してもらいたいです。
PC版で、迫力あるPUBGを楽しむために、ゲーミングPCは非常におすすめです。
ゲーミングノートPCでもPUBGはできますか?
普通のPCでは、PUBGはできません。では、ゲーミングノートPCではどうなのか。
結論、ゲーミングノートPCであれば、PUBGをプレイすることは可能です。プロゲーマーも、サブ機としてゲーミングノートPCを使っているそうです。
PUBGもやりたいけど、デスクトップPCを置くスペースがない。PCを外出先でもつかいたいという方には、ゲーミングノートPCもおすすめです。
「GALLERIA UL7C-R37」は、最大240fpsでPUBGをプレイすることができます。ノートPCの値段としては、高価な部類に入ります。ただ、GPUもかなりいいパーツを搭載しているので、ゲーミングPCとしての性能に不満を感じることはないと思います。
15.6インチと、ノートPCとしては大きめのディスプレイなのでPUBGも楽しむことができるでしょう。
ゲームだけではなく、動画編集であったり、事務作業などマルチで活躍できる1台です。
なお、「おすすめのゲーミングノートPC」については、 以下の記事にてさらに詳しく解説しています。
ゲーミングノートPCのおすすめ10選【選び方やおすすめメーカーも解説】
記事のポイントのまとめ
PUBGを最高に楽しむためには、PC版をおすすめします。ゲーミングPCは、映像や音楽を自分好みにカスタマイズできます。チームでプレイするために、チャットとの連携もしやすいので、これは大きなメリットになります。
そのためには、自分に合った最適なゲーミングPCを用意することをおすすめしています。ゲーミングPCの選び方を、エントリーモデル、ミドルレンジ、ハイエンドに分けて紹介しました。
PUBGなどのFPSゲームは、フレームレートが物を言うゲームなので、予算に余裕があれば、できるだけ144fpsを快適に動かせるゲーミングPCを用意したいですね。合わせて、144hz以上を出力できるゲーミング用モニターも用意すれば完璧です。
きっと、あなたのゲームライフが充実して、勝率やキルレシオなどのスコアも伸びていくでしょう。
PUBGに限らず、PCゲームはRPGやホラー系など多くのジャンルがあり、ゲームの種類も非常に豊富です。
総合的な観点から見たゲーミングPCは、以下の記事で紹介しています。ぜひ、参考にしていただけると幸いです。
ゲーミングPC おすすめ(準備中)